鍵を紛失した人必見!自分で鍵開けに挑戦、鍵開けの業者の選び方を説明
鍵を紛失した?業者に依頼する前に自分で鍵開けにチャレンジ
鍵を紛失してしまったらどうしたらよいでしょうか。
どうしたらいいか、何をするべきか、鍵開けの業者に相談するのもよいでしょう。
鍵の出張救急車は24時間365日お電話を受付ておりますので、お気軽にご相談ください。
まずは自分で鍵の開け方を調べて、開けてみようと思われる方、また、鍵開け業者の選び方を失敗したくない、慎重に選びたいという方はこちらのコラムを読んでください。
目次
自分で鍵を開ける方法 1 ピッキング
ピッキングで鍵開け可能な鍵の種類
住宅や事務所のドアの鍵穴の中には、筒形のシリンダーというものが入っています。
シリンダーの中には、ピンまたは板が入っています。このピン、もしくは板の高さをある高さに揃えて、回した時に鍵が開きます。
鍵のギザギザは、その高さを揃えるためのものです。
ピン、または板の数が3,4個であれば、ピッキングで開けることが可能です。
5ピン以上になるとプロでも難しいので、初めての方はあきらめましょう。
南京錠でも同じです。
大きさ的には右の南京錠はピッキングで鍵開け可能ですが、左の大きさとなると、通常5個以上のピンが入っているので、ピッキングでの開錠は困難です。
ピッキングのやり方
自分でヘアピンで鍵を開ける方法をご紹介します。
2本のヘアピンを加工します。
Aのヘアピンを鍵穴に入れ、左手で左に回します。鍵を回すときに回すのと同じ要領です。回り切ったところで留めます。
左手はそのまま。右手でBのヘアピンを鍵穴に入れ、中のピンにひっかけます。
自分で鍵を開ける方法 2 サムターン回し
鍵穴の反対、つまんで回す部分をサムターンと言います。
何らかの方法で、家の内側に道具を入れて、サムターンを回して鍵を開ける方法を”サムターン回し”と言います。
サムターン回しで鍵を開ける方法
ピアノ線を加工します。(針金でも可能ですが、ピアノ線の方が良いです。)
ドアの隙間から加工したピアノ線を入れます。先端をサムターンにひっかけ、回転させると開錠できます。
最近のドアには隙間がないので、ピアノ線が入らないことが多いです。ピアノ線が入るか入らないかは、外からデッドボルトが見えるかどうかでわかります。
デッドボルトが見える場合は、ピアノ線を入れることができます。デッドボルトが見えない場合は、ピアノ線を入れることはできません。
ドアの隙間からピアノ線を入れることができない場合は、ドアスコープからピアノ線を入れます。
ドアスコープがない場合
ドアにピアノ線を入れる隙間がなく、またドアスコープがない場合は、ドアに穴を開けて、そこから針金を入れてサムターン回しをすることができます。
住宅の玄関のドアの場合、材質はアルミであることが多く、ドリルで開けることができます。
防犯サムターンを開けられるか
サムターン回しによる空き巣が流行ったことから、防犯性の高い鍵が取り付けられている家庭が増えました。つまんでから回すタイプのサムターンなどです。
また、サムターン回し防止具というものを後付けされていることもあります。
この場合は自分で開けることは難しいのであきらめましょう。プロの鍵開け業者でもできる業者、できない業者があります。
自分で鍵を開ける方法 3 窓から室内に侵入
窓に施錠がしていない場合、窓から室内に入り、内側から鍵を開けるという方法もあります。
窓に施錠がしてある場合でも、ガラスを割って窓の鍵を開け、中に入ることも可能です。
格子付きの窓の場合
窓についている柵や格子の多くはドライバーで取り外しが可能です。
ねじの位置は、写真のように外にあるものもあれば、内側にあるものもあります。ドライバーはスーパーやホームセンター、コンビニで販売されていることもあります。
内側にねじがある場合は、外から内側に手を入れて、ドライバーを回さないといけないこともあるので、あまり大きなドライバーはおすすめしません。
2階以上の窓から入る
一戸建てで2階の窓が開いている、ということもあるかもしれません。
その場合はしごをかけて上がったり、雨どいを使って、上り棒のようによじのぼります。ただ、落下してけがをする恐れがあるのであまりおすすめできません。
窓ガラスを割って入る
窓ガラスを割って、鍵を開け、中に入ることもできます。ドライバーがあれば、マイナスドライバーを使います。
窓とサッシの間、2箇所にマイナスドライバーを入れ力をいれて割ります。
窓の下部と、鍵の近くのサイド部分2か所に力をいれると良いでしょう。大きな音がせず、窓に亀裂が入ります。亀裂が入ったら、手でガラスを取り外します。
ただ、割れたガラスでけがをする可能性がありのでおすすめできません。
また、窓を割ってしまったら、復旧までに時間がかかり、復旧までの間、無防備な状態になります。その状態で、就寝したり外出したりするのは危険でしょう。
自分で鍵を開ける方法 4 破壊する
鍵を破壊して開けるために必要な道具
ドリルを使って鍵を破壊します。
破壊の仕方は鍵によって違う
鍵の種類や取り付け方により、破壊する場所が違います。破壊を試みたけど、開かない可能性もあります。
破壊するのにも鍵のことを熟知し、技術が必要です。
破壊した後は鍵の取付が必要
自分で破壊して鍵が開いた場合でも、鍵がなく無防備な状態になってしまいますから、すぐに鍵の取付が必要になります。
どの鍵開け方法を選択?自分でできるのはどれ?
ピッキング、サムターン回し、窓から侵入、シリンダーを破壊する、という4つを自分で鍵を開ける方法としてご紹介しました。
どの方法も、鍵の種類やドアの状況、取り付け方法により、自分では鍵が開かないことがあります。また、鍵開けのための道具が必要です。
簡単な鍵であればピッキング、窓が開いていればそこから入る、というのが比較的成功しやすくなっています。サムターン回しや破壊開錠は工具や費用、知識が必要なので、最終手段として使うのが良いでしょう。
プロの鍵屋はどうやって鍵開けをしているの?プロの鍵開けの道具や技術を大公開
プロの鍵開け方法 1 ピッキング
ピッキングに必要な道具
テンションとピックを使います。
テンションは、「拡張」という意味で、鍵穴の中を広げる役割があります。
ピックは「ひっかける」という意味で、鍵穴の中のピン、もしくは板にひっかけて、既定の高さになるように調整します。
ピッキングのやり方
左手でテンションを持ち鍵穴に入れ、左に回し、留めます。
右手にピックを持ち、中のピン(もしくは板)にひっかけます。
前途した通り、ピン数の少ない鍵であれば、ピッキングで開錠可能ですが、昨今の住宅でピッキングで鍵開けできる鍵はほとんど使われていません。
プロの鍵開け方法 2 オープナーでサムターン回し
オープナーとは
サムターンにひっかけて、まわし、鍵を開けるための道具です。
オープナーでサムターン回しをする方法
ドアスコープを外します。もしくはドアに穴を開けます。
そこにオープナーを差し込み、手前に引くと鍵が開きます。
プロの鍵開け方法 3 破壊開錠
ただ壊すだけでは鍵は開かない
鍵の種類、取り付け方法により、破壊する箇所が異なります。鍵を壊すのにも知識、技術が必要です。
鍵開け業者に鍵開けを依頼する際の注意点
貸物件の場合の注意点
賃貸物件の場合は、管理会社や大家さんと連絡をとりましょう。連絡がとれない時間帯であっても、入居者向けの緊急ダイヤルがある場合もあります。
また、火災保険に加入している場合は、火災保険の緊急ダイヤルがあり、鍵開けに対応していることもあります。
緊急性を判断しよう
どのくらい急いで開けたいですか?例えば、中に小さな子供がいる、という場合は、緊急度が高いです。
また、例えば免許証と鍵が一緒に入ったバッグを盗まれた場合などは、すぐに空き巣に入られてしまう可能性もあり、緊急の対応が必要です。
でも、例えば原付バイクの鍵をなくしてしまったけど、しばらく乗らなくても大丈夫、という場合は、時間のある時にバイク屋にいったらいいかもしれません。
鍵屋に鍵開けを依頼する場合、夜間の料金や出張費がかかることがありますので、緊急度ですぐ来てもらうか、翌日でもいいのか、で判断しましょう。
カギの出張救急車は24時間365日営業している鍵屋ですので、特に緊急時にはお任せください。
技術力で選ぼう
鍵屋さんに「防犯性の高い鍵なので、壊さないと開けられない。」と言われましたか?
カギの出張救急車でしたら、防犯サムターンであっても開錠する技術があります。「サムターンにボタンがついています。」とか、「つまんで回すサムターンです。」と伝えて、「壊さないと開けられない」と言われた場合は、鍵開け道具を用意していない場合があります。
そのような場合は弊社にご連絡ください。(ドアスコープがなく、ドアに穴を開けることができない場合は、壊す可能性があります。詳しくはお電話でお尋ねください。)
その鍵の取り扱いがあるか、在庫があるか確認しよう
鍵を壊したら鍵の取付が必要です。
また、鍵を落とした、盗まれた場合も鍵を交換した方が安心です。鍵を開けた後、すぐ鍵の取り付けや交換ができる業者を選びましょう。
カギの出張救急車は数百種類の鍵の在庫を車に積んで、いつでもお伺いします。
鍵開け業者に鍵開けを依頼する際の注意点
小さな南京錠やロッカーの鍵、かなり古い住宅や事務所の鍵を開けたい場合で、急いでいないなら、道具を揃えてピッキングやサムターン回しにチャレンジしてみるのもよいでしょう。
がんばれば鍵を開けることができるかもしれません。自分で開ければ、時間や労力はかかりますが、費用は安く抑えられますね。
しかし、少しでも急いでいる場合や、無理をしたくない場合、鍵を取られて誰かに侵入されるのが心配な場合は、緊急出動可能な鍵開けの業者に依頼することをおすすめします。