鍵修理で安心を取り戻す!修理で対応できるケースを紹介
鍵が回らない、鍵穴にささらないなどの鍵トラブルが起きたとき、鍵修理が可能なのか、あるいは交換が必要なのかが判断できると対処がスムーズですよね。
本記事では鍵修理で対応できるケース、自分でできる簡単な鍵修理、そして業者に依頼するメリットまで詳しく解説しています。
目次
- 修理の前に確認しておきたいこと
- ・鍵修理で対応できるケース
- ・鍵修理より鍵交換が適切なケース
- 鍵修理の必要がある症状の紹介と自分でできる応急処置
- ・鍵が回らない・空回りする
- ・鍵がささらない・抜けない
- ・鍵が折れた・曲がった
- ・電子錠の反応が遅い・作動しない
- ・自分で鍵修理の注意点
- └修理が必要になる前に鍵のメンテナンス
- 鍵修理を鍵屋に依頼するメリット
- ・原因を正確に特定できる
- ・修理と交換の判断が正確
- ・対応が早い業者への依頼で生活に支障も出にくい
- 業者選びのポイントと注意点
- ・見積もりの明確さ
- ・対応のスピード感
- ・対応時間・対応エリア
- 鍵修理例
- ・マンション玄関鍵の修理
- ・車の鍵折れ修理
- ・電子錠不具合の修理
修理の前に確認しておきたいこと
鍵修理に移る前にまず、鍵交換の可能性について一度考えてみましょう。修理はあくまで修理なので寿命が延びているわけではありません。
鍵の修理を何回かするときの費用と新しく鍵交換する費用を比較して一度考えてみるのも手です。
鍵交換のスパンの目安としては一般に約10年です。鍵修理は状況や環境によって大きく異なるので具体的な数字はお伝え出来ませんが、修理で繋ぐのであれば交換するよりかは短いスパンで必要になります。
わからないことがあれば、鍵屋などの業者に相談しましょう。もちろん、カギの出張救急車もご相談お待ちしております。
鍵修理で対応できるケース
以下のような比較的軽度の不具合や簡単な部品交換で解決できる場合は、修理で十分対応可能な場合があります。
鍵穴の掃除や最低限の部品交換で正常に動く場合
鍵穴に埃やゴミが溜まっていることで動きが悪くなることは実際少なくはありません。
鍵用の潤滑剤やクリーニング用具で清掃すれば、滑らかに鍵を差し込める、または、鍵が回るようになることがあります。
鍵や部品の摩耗・錆びが軽度な場合
長期の使用で鍵が少しずつ摩耗することは、自然なことです。
軽度の摩耗や錆びであればちょっとした小技のみで修理可能で、わざわざ鍵全体を交換する必要はないケースが多いです。
鍵修理より鍵交換が適切なケース
一方、修理だけでは安全性や鍵の機能性を取り戻せない場合もあります。
その場合は鍵交換が望ましく、早めに対応することで安全面のリスクを避けることができます。
シリンダーの内部でも似たような症状が出ている場合があります。
鍵穴内部と鍵が大きく摩耗している
自分でできる範囲の修理では鍵が回らない/回りにくい状況の改善が見込めない場合や、空回りがひどい場合だと、自力での修理が難しいため専門の業者に依頼することが望ましいです。
破損や錆びが進行している
使用期間が長い鍵、屋外での使用が多い鍵や海が近い地域などではサビや劣化が大きく進んでいることがあります。
また、鍵側だけでなくシリンダー側にも大きなダメージがある場合は修理での対応があまり適切でない(交換の方が望ましい)ことが多いです。
鍵修理の必要がある症状の紹介と自分でできる応急処置
鍵のトラブルの中には、原因によっては自分で応急処置できるものもありますが、無理に作業するとさらに状況を悪化させてしまう可能性もあるため注意して行う必要があります。
ここでは、代表的な症状と自分でできる鍵修理方法について紹介します。
鍵が回らない・空回りする
鍵を差し込んでも回らなかったり、空回りしたりする場合にはデッドボルトがストライクと干渉している、シリンダー内部や鍵が著しく摩耗している、などが原因の可能性として挙げられます。
特に、空回りする場合にはシリンダーや錠ケース側の故障の可能性があり、専門の知識がないと原因の特定は困難な場合があります。
鍵が回らない場合の自分でできる修理として、原因の可能性の一つであるデッドボルトの干渉を解消する方法を紹介します。
解決の方向性としては、ストライクの位置を調整してデットボルトとの干渉を解消します。
手順① ストライクを固定しているネジ(上下)を外してしまわないように軽く緩めます。
上の写真のように、固定されているネジを外すとストライクは外すことができます。
今回の作業では外す必要はないので少しずらせる程度にネジを緩めてください。
手順② ストライクの位置を調整してデッドボルトが干渉しない高さの位置を探します。
緩めたストライクを、干渉しない位置に調整してください。デットボルトがすっぽりとはまる位置でないとひっかかって鍵は回りません。
手順③ デッドボルトが干渉しない位置を見つけたら、ネジを締めなおしてストライクを固定します。
鍵が回らない原因がデッドボルトの干渉以外である可能性がある場合は一度状況などを鍵屋に相談してみても良いかもしれませんね。
鍵がささらない・抜けない
鍵がうまくささらない、抜けないといった症状の原因は鍵穴にゴミやほこり、異物が詰まっている、錆び、鍵穴の潤滑剤の減少や鍵の歪曲などが原因の可能性として挙げられます。
鍵が歪んでしまっているためにささらない・抜けないといった症状が出ている場合には鍵を新しく作る必要があります。
歪んでしまった鍵は使用することができないため、鍵作成で対応しましょう。
また、抜けない鍵は無理に抜かず、業者に依頼しましょう。
軽い錆びが鍵の動きに影響している場合や潤滑剤が経年によって不足している場合には、簡単な対処法があるのでそれぞれ紹介します。
錆び取りの手順
① クエン酸やお酢に6~12時間ほど浸けておく
② 水でしっかりと流し、水分を拭き取る
補足 お酢のにおいが気になるという方は、クエン酸がおすすめです。水やぬるめのお湯に溶かして、そこに鍵を浸しましょう。
潤滑剤の使用手順
① 潤滑剤を効果的に使用するために、まずはシリンダー内のゴミを掃除機やエアダスターなどを用いて取り除きます。
鍵穴だけでなく鍵の汚れも気になる場合は、この段階で同時に済ませてしまいましょう。歯ブラシなどで軽く擦り、汚れを落とせれば大丈夫です。
② 鍵穴内部や鍵が完全に乾いている状態で準備ができたら、鍵穴に専用の潤滑剤直接ワンプッシュです。
潤滑剤がシリンダーから垂れてきてしまった時用にドアノブや真下の床などには、タオルなどを用意しておくと良いです。
鍵穴専用の潤滑剤は、鍵メーカーなどが出しています。(例:MIWAの「3069」やGOALの「CQ303」など)
③ 鍵を優しく抜き差しし、なじませます。
鉛筆を潤滑剤代わりにする手順
① 鍵の溝に鉛筆をなぞらせ、擦ります。
これは、鉛筆の芯の黒鉛が潤滑剤の役割を果たしてくれるためです。
鍵穴専用潤滑剤がすぐに手に入らないという場合は応急処置として試してみましょう。
鉛筆の芯の硬さは2B以上がおすすめです。芯が硬すぎると黒鉛をうまく鍵に付着させることができないことがあります。
② ある程度芯が付着したらその状態で鍵を抜き差しし、黒鉛(芯)をなじませます。
これらの方法である程度の改善が見られない場合は錆びや汚れ、著しい劣化、あるいは変形などの原因が疑われます。鍵屋に相談することをお勧めします。
鍵が折れた・曲がった
普段使用しているときに外部からかかる力による金属疲労などによって鍵が曲がる、ひどいときには折れてしまうことがあります。
折れてしまった場合は言わずもがなですが、曲がってしまった場合も歪んでしまったとき同様新しく鍵を作ってもらいましょう。
電子錠の反応が遅い・作動しない
電子錠の不具合は、電池切れや電子部品の故障が原因で起こることがあります。
自力でできる範囲のこととしては、電池交換や読み取り部分の掃除で動作が改善されるか確認するということです。
カードキーのICチップや、生体認証タイプは読み取り部分の汚れ具合は一度確認しましょう。
自分で鍵修理の注意点
自分で鍵修理を試みる場合、無理に作業すると状況を悪化させる可能性があることを忘れないようにしましょう。
専用の道具や有効な道具を用意し、あくまで応急処置として試してみることが無難です。
根本的な修理や内部の部品交換などは、鍵屋に依頼しましょう。
修理が必要になる前に鍵のメンテナンス
ちなみに、日頃からのメンテナンスで鍵トラブルの多くを防ぐないしは減らすことができます。
鍵穴に定期的に専用の潤滑剤を差し鍵への負担を減らす、電子錠の場合は電池残量やカードの保管などに気を配り、突然の不具合を防ぎましょう。
鍵修理を鍵屋に依頼するメリット
ある程度の応急処置的修理は自分でできても、根本的な解決には限界があります。
専門の鍵屋に依頼することで、すばやく、確実にトラブルを解消することができます。
原因を正確に特定できる
私たち鍵屋はシリンダーの仕組みや内部構造を熟知しているため、不具合の原因を短時間で特定できます。
例えば「鍵が回らない」という症状でも、摩耗・破損・異物の詰まりなど原因は様々です。
鍵のプロであればそれぞれ最適な方法で安全に修理できます。
修理と交換の判断が正確
修理はその瞬間の費用は確かに抑えられますが、摩耗や破損の進行度によっては早々に再発するリスクがあります。
鍵屋は、
・ どの部位を交換すれば十分に延命できるか
・ 交換に切り替えた方が総コスト・耐久性・防犯性で得か
などを、現場の状況・使用年数・設置する環境などを踏まえて判断することができます。
結果として、今「鍵修理をする」or「鍵の交換をする」の適切な判断を見積もりと共に提示することができるというわけです。
対応が早い業者への依頼で生活に支障も出にくい
鍵の不調は生活に直結するため時間勝負です。
拠点を全国に持ち、依頼が入り次第すぐに出発できるよう作業員を待機させている業者はスピード対応してくれることが期待できます。
カギの出張救急車も、スピードには自信がありますのでお急ぎの際はぜひ私たちにご相談ください!
業者選びのポイントと注意点
鍵は生活に密着した存在なため、信頼できる業者に鍵修理を依頼するということが重要になります。
料金周りの対応やスピード感などを事前に確認しておくと良いでしょう。
見積もりの明確さ
料金体系が不透明な業者よりは、なるべく明確に事前に説明のしてくれる業者を選ぶようにしましょう。
出張費や部品代など細かく聞いてみて曖昧な返事が来るようであれば依頼は避けるのが良いでしょう。
カギの出張救急車は料金表を公開していますので、ぜひご覧ください。分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。24時間365日いつでもご連絡お待ちしております。
対応のスピード感
前述のとおり、鍵の不具合は生活に直結するため、到着までの時間と作業時間が重要です。
コールセンターでの受付体制が整っているか、即日対応が可能かなどを確認しておくことで、緊急時でも安心して依頼することができます。
対応時間・対応エリア
鍵のトラブルは深夜や早朝でも起こります。
24時間365日対応しているか、依頼したい地域に出張可能かも調べてみましょう。
分からないことがあればお電話などで直接質問するとすぐに回答がもらえるため聞いてみても良いでしょう。
鍵修理例
鍵の修理例を知ることで、自分の状況の解決についてイメージしやすくなります。修理の例をいくつか紹介します。
マンション玄関鍵の修理
築年数が経ったマンションでは、鍵穴内部へのホコリの蓄積や摩耗・劣化の進行により鍵が回しづらくなることがあります。
分解清掃や必要最低限の部品交換で改善されるケースが多く、修理の範囲で十分対応可能です。
車の鍵折れ修理
車の鍵がシリンダー内で折れてしまった場合、専用の工具で取り除きシリンダーを守ります。
折れた鍵は元には戻らないので、新たに鍵作成をして対処します。
電子錠不具合の修理
電子錠は電池切れや内部基盤の不調・故障で反応しなくなることがあります。
電池交換や配線を確認するだけで改善がみられる場合もありますが、基盤の故障など症状が重い場合にはしっかりとした修理や交換が必要になります。
セキュリティ性が高い設備だからこそ、専門の業者に依頼するのが安全です。